XIM(X Input Method)を使うには、netscape を起動する前に、必ず適当な XIM を
先に起動しておく必要があります。
もし複数の XIM を使い分ける時には、以下の方法を用います。
% setenv XMODIFIERS @im=kinput2 (csh や tcsh の場合) または $ export XMODIFIERS=@im=kinput2 (sh や bash の場合)
Netscape*inputMethod: vje KTerm*inputMethod: kinput2 (アプリケーションによって使い分けできる)
VACSの VJE-Delta Ver. 2.5 for Linux/BSD を使うと、今の所全く問題は起きていません。というわけでお薦めです。秋葉原のぷ らっとホームで1万円冊を出して数枚お釣りが帰ってくるような値段だったと記憶し ています。
kinput2 を使っていると netscape の起動時にウィンドウが出た直後、Bus error
(signal 10)を起こしてcore dump して落ちる場合があります。私の手元では、FreeBSD
3.2-RELEASE + XFree86 3.3.3.1 + Netscape Communicator 4.6 +
kinput2
version 3.0 (1999/05/26) ですが、起きる場合と起きない場合とあります。最初こ
の文章を書いた頃は必ず落ちましたが、たまに落ちないこともあります。なんででしょ
う……。
落ちる場合には、いくつかの回避策が知られています。
Netscape*mainForm.toolBox.urlBarItem.urlBarMainForm.urlComboBox.Text.fontList:\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-iso8859-1
また Form の入力欄に入力しようとすると、netscape が発狂する場合があります。
この問題は kinput2 が FilterEvents という XIC 属性をサポートしていなかったこ
とによるもので、最新版であるバージョン 3.0 では修正されています。
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/x11/kinput2/kinput2-v3.tar.gz
から最新版を取得してください。
FreeBSD 3.2-RELEASE + XFree86 3.3.3.1 + Netscape Communicator 4.6 +
skkinput
version 2.00-RELEASE
で使ってみました。
あまり使ってないのですが、検索ウィンドウとか設定ウィンドウを出そうと思うと、
5x5 の極小ウィンドウとなってしまいます(以前 kinput2 で起こった問題と一緒です
が、どうやって解決されたのか忘れてしまいました)。フォームへの入力は問題あり
ませんでした(preeditType: root というリソースを設定したら、変換して確定する
と落ちちゃいましたが……)。
使ってみようという方は skkinput に付属のドキュメントに目を通してから使って みてください。
オムロンソフトウェアの Wnn6 for Linux/BSD Ver2.0 の xwnmo を使ったところ、kinput2 と同様の Bus error で落ちてしまう問題があり ました。対処法は同じですので省略します。