リソースのカスタマイズ

 標準のリソースだといろいろ気に入らないので、変えたい人は書き換えて使いましょ う。


コマンドツールバーが横に長過ぎる

 「再読み込み」、「セキュリティ」と長いアイコン名があるので、コマンドツール バーが横に長くなり、800x600 程度の画面では「停止」ボタンがウィンドウ幅に収ま らなくなってしまい、押せません。
 もちろん設定ダイアログで「ツールバーの表示」を「絵」だけにしてもいいのです が、文字も出したいという場合には、セキュリティというアイコンの文字を変えてし まいましょう。半角カナでもよければ半角カナにしてしまえばいいのですが、それは あまりにも邪悪だという方は「保護」とでもしてはどうでしょうか(私は血迷って最 近は半角カナにしてしまっています)。

*toolBar*viewSecurity.labelString: セキュリティ

*toolBar*viewSecurity.labelString: 保護

と変更して保存し、Netscape を再起動してみましょう。
 ついでに

*toolBar*reload.labelString: 再読み込み

*toolBar*reload.labelString: 再読込

に変更すると、より短くなります。その際にはどこかにある [再読み込み]ボタンも対応するように変更しましょう。


場所ツールバーで URL を直接入力すると、フィールドの 大きさが変わってしまってうっとうしいのですが

*urlLocationLabel.uneditedLabelString: 場所:

*urlLocationLabel.uneditedLabelString: □□場所:

と全角スペースを入れて「ジャンプ」と文字数が同じになるようにしましょう。


12dot フォントや補助漢字を使いたい

 AIX, HP-UX, Solaris では CDE(共通デスク トップ環境) のフォントを使っているので、ワークスペースマネージャで指定した大 きさに勝手になってくれます。

 CDE 以外の場合、リソースファイル中でフォント指定を全て書き換えなければなり ません。しかしこのリソースファイルはフォントに関してはずいぶんと割り切ってい て、メニューもブックマークも履歴も何から何まで

-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-iso8859-1;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0201.1976-0:

というフォント設定で表示しています。

 ですからフォントサイズを変更するのは機械的にできます。

rishiri# sed -f 12dotfont.sed < Netscape > Netscape.14dot
rishiri# mv Netscape.14dot Netscape

標準エラー出力を表示しない

 useStderrDialog リソースは True(デフォルト) の場合、Netscape や Netscape から呼び出したヘルパーアプリケーションが標準エラー出力に出力したメッ セージがダイアログの形で表示されます。.xsession や window manager から netscape を実行したり、標準エラー出力を /dev/null にリダイレクト して捨てていたりする場合には便利ですが、日本語環境で使用してしばしば X の warning などが表示される場合にはうっとおしく感じます。

 その場合

*useStderrDialog: True

*useStderrDialog: False

と変更すると、標準エラー出力はあくまで標準エラー出力(tty あるいは .xsession-errors など)に吐き出され、いちいちダイアログ表示されることはなくな ります。

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mistral@imasy.or.jp SARUMARU Yoshihiko
最終更新: 1999年06月06日23時09分