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大気 CO2 濃度再計算

大気と陸上生物圏の炭素量の合計値が 750(大気) + 610(バイオマス) + 1580(土壌) = 2940 PgC (括弧内はそれぞれ現在の存在量) で一定値であるものと いう仮定をおいているため、大気中に含まれる炭素量は、全体量から陸上生物圏 の炭素量を引いて得ることができる。陸上生物圏の成長に関する計算が終了後、 陸上生物圏の全バイオマス量を合計し、翌月の大気 CO2 濃度を算出した。 なお炭素量と大気 CO2 濃度の換算は、現在大気 CO2 濃度が 360 ppmv である のに対し、大気中の炭素量が 750 PgC と推定されている関係にあるが、この関係 が直線的な比例関係にあるものとして行なった。



Yoshihiko OHTA
1998年1月21日