気温データ(図2.10)を元に、CO2 濃度変動による温室効果を加味して 気温パラメータに用いた。温室効果は最近 40 年間に、CO2 濃度が約 45 ppmv 、 気温が 0.2 - 0.3 ℃変動した関係から、CO2 濃度が 1 ppmv 増加すると全 球で線形的に気温が 0.005 ℃上昇するという仮定を用いた。また気温デー タは1930 年から 1960 年の間のデータであるので、その当時の平均大気 CO2 濃度である 305 ppmv の時の気温であるものとした。