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GPP

3.3 に総一次生産の年変動パターンを示した。全球レベルで見 ると「8 月に大きな極大」があり、「11 月に大きな極小」 がある。この極大・極小の時 期は北半球のそれと重なり、北半球の GPP は南半球よりも大きいことがわかる。 また北半球でも南半球でも、春になって生産速度が立ち上がった直後の月は若干 落ち込んでいる。この落ち込みは大気 CO2 濃度の低下と同じ月であるので、大 気CO2 濃度の低下による光合成速度の減少によるものであると思われる。

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図3.3: GPPの変動: 実線は全球を、破線は北半球のみ、点線は南半球のみの GPP を示している


Yoshihiko OHTA
1998年1月21日